加齢で顔が伸びるのはなぜ?皮膚科専門医が解説する5層の老化メカニズムと進行を抑える対策

「最近、自分の顔写真を見ると以前より縦に長く、間延びした印象になっている」「ほうれい線やフェイスラインのたるみが気になる」――。40代後半から60代前半の方を中心に、こうした悩みを抱える方は少なくありません。
俗に「顔が伸びる」と表現されるこの変化は、単純な皮膚のたるみだけでは説明できないことが分かっています。皮膚・脂肪・表情筋・靭帯・骨という、顔を構成する「5つの層」すべてに加齢変化が起こり、これらが複合的に重なり合うことで生じる構造的な現象であると複数の文献で報告されています。
この記事では、皮膚科専門医・レーザー専門医の視点から、顔が伸びて見えるメカニズムを多角的に解説。日常で取り組めるセルフケアから医療機関での治療選択肢、さらには近年問題視されているエステサロンでの施術リスクまでを中立的な視点でまとめます。
「顔が伸びる」とはどういう状態を指すのか

「顔が伸びる」は医学用語ではなく、上顔面のボリューム減少と中下顔面の下垂が同時に起こる複合的な印象変化を指します。原因は骨・SMAS・脂肪・靭帯・皮膚・筋肉という5層の加齢変化が同時進行することにあるとされます。
一般的に「顔が伸びる」という言葉は、次のような外見の変化を指して使われます。
- 上顔面(こめかみ・目元)のボリュームが減り、相対的に下顔面が長く見える
- 頬の脂肪が下垂し、ほうれい線やマリオネットラインが深くなる
- フェイスラインの輪郭がぼやけ、首との境界が曖昧になる
- 口角が下がり、下唇から顎のラインが間延びする
これらは「皮膚が緩んで垂れている」だけでは説明がつきません。顔は1枚の膜ではなく、骨・靭帯・脂肪・筋肉・皮膚という多層構造でできており、それぞれの層が異なるスピードで老化していくと考えられています。
この記事の結論を先にお伝えします
顔が伸びて見える主な要因は、(1) 顔の骨の縮小と後退、(2) SMAS(表在性筋膜腱膜系)のゆるみ、(3) 皮下脂肪の下垂と偏在、(4) 靭帯(リガメント)のゆるみ、(5) 真皮のコラーゲン・エラスチン減少と光老化、の5要因が同時進行することにあるとされています。対策はこの順序に応じ、紫外線対策と生活習慣を土台に、必要に応じて皮膚科専門医に相談する段階的なアプローチが現実的です。
原因①|顔の「骨」が縮み、土台が後退する
顔の老化は皮膚ではなく「骨」から始まるとする報告が増えています。顔面骨の骨密度は脊椎より早く40代から減少することが報告されており、土台が縮むことで上に乗る軟部組織が下方向にずれ落ちると考えられています。
顔の老化の原点は骨にあると指摘する報告が増えています。顔の骨は皮膚や脂肪、筋肉を支える土台の役割を担っており、ここが小さくなれば、上に乗る軟部組織は重力に従って下に滑り落ちると考えられます。
顔の骨密度は40代から低下が始まるとされる
複数の文献では、顔面骨の骨密度の減少は脊椎よりも早く、40代から始まる例が報告されています。一般的な骨粗鬆症検査の対象となる脊椎・大腿骨頸部よりも早期に変化が現れる可能性が指摘されています。特に変化が大きいとされるのは以下の部位です。
- 眼窩(目のくぼみ)の拡大:目元がくぼんで影になりやすくなる
- 上顎骨の後退:鼻の下から上唇のボリュームが減り、ほうれい線が深く見える
- 下顎骨の角の鈍化:エラの張りが弱まり、フェイスラインが間延びする
女性ホルモンの低下が加速因子になりうる
女性は閉経前後にエストロゲンが急減することで全身の骨密度が低下しやすくなることが知られています。厚生労働省「e-ヘルスネット」でも、骨粗鬆症は閉経後に急速に進行する例が多いと解説されています。
顔の骨もこの全身的な変化と無縁ではないと考えられており、40代以降の女性で「急に顔が伸びた気がする」と感じる背景にホルモン環境の変化が関与している可能性が指摘されています。日本内分泌学会は閉経後骨粗鬆症の予防と早期評価の重要性を解説しており、骨密度検査を含めた全身評価が役立つ場合があるとされています。
原因②|表情筋を包む「SMAS」が緩む
SMAS(表在性筋膜腱膜系)は表情筋を包み顔全体を支える「ハンモック」のような組織です。加齢でSMAS自体がゆるむと、皮膚だけを引き上げてもたるみが解消されにくくなります。
SMAS(Superficial Musculoaponeurotic System:表在性筋膜腱膜系)は、皮下脂肪のすぐ下にある薄い線維性の膜で、表情筋を包み込みながら顔全体を支える「ハンモック」のような役割を果たしているとされます。1976年にフランスの形成外科医MitzとPeyronieが詳細な解剖を報告して以来、フェイスリフト手術の中核的構造として位置付けられてきました。
SMASの加齢変化
国内化粧品メーカーと山梨大学医学部の共同研究では、SMASの形態変化を世界で初めて定量的に計測したと報告されています。加齢に伴いSMASは厚みや密度が変化し、全体としてゆるみが生じることで、皮下脂肪や皮膚を支える力が弱まると考えられています。
SMASが緩むと、顔全体が一枚のハンモックごと下にずれ落ちるイメージです。皮膚だけを引き上げてもSMASのゆるみは解消されないため、深いたるみに対しては医療機関でSMASに働きかけるアプローチが検討されることもあります。治療の必要性や適応は、医師の診察を受けた上で個別に判断されるべき領域です。
原因③|皮下脂肪が下垂し、偏って溜まる

顔の皮下脂肪は一続きの均一な層ではなく、複数のコンパートメント(区画)に分かれて立体的なボリュームを形作っています。加齢によってこれらが下方へずり落ちることで、上顔面は痩せ、下顔面は膨らむという「逆三角形の逆転」が起こるとされています。
顔の皮下脂肪は、均一な1枚の層ではなく、細かく分かれた「脂肪コンパートメント」という独立した区画が集まって構成されていることが解剖学的研究で示されています。若い頃は上顔面や中顔面に立体的なボリュームが保たれ、ハート型に近い若々しい顔立ちを維持しています。しかし、加齢に伴い以下のような変化が起こります。
- 上顔面(こめかみ・目元):脂肪が萎縮して痩せ、ボリュームが減少する
- 中顔面(頬など):脂肪が重力によって下方に滑り落ちる
- 下顔面(口元・顎周り・首):下垂した脂肪が溜まりやすくなる
その結果、上部は痩せて影ができ、下部が膨らむという「逆三角形の逆転現象」が起こり、顔全体が縦に伸びて下膨れに見える印象が強まってしまいます。
ダイエットによる急激な体重減少にも注意
短期間で大きく体重を落とすと、顔の脂肪コンパートメントから先にボリュームが失われ、皮膚や靭帯が追従できずに弛みが目立つことがあります。健康のための減量は重要ですが、急激なダイエットは顔の見た目を加齢させる方向に働く可能性があるため、緩やかに進めることが推奨されています。
原因④|靭帯(リガメント)がゆるみ始める
ほうれい線やマリオネットラインは、単なる表面の「シワ」ではありません。靭帯が皮膚を骨に繋ぎ止めているラインと、そこへ上からずり落ちてきた組織との間に生じる「段差」として捉えると、そのメカニズムを理解しやすくなります。
顔には、皮膚や脂肪、筋肉を骨に繋ぎ止める「靭帯(リテイニングリガメント)」と呼ばれる頑丈な線維組織が複数存在します。代表的なものに、頬骨靭帯や下顎骨靭帯、咬筋皮膚靭帯などが挙げられます。
これらの靭帯が加齢によって伸びたり脆くなったりすると、本来の適切な位置に固定されていた皮膚や脂肪が支えを失い、下方向へとずれ落ちてしまいます。
一方で、靭帯が骨と強固に結びついている部位は下垂しにくいため、「靭帯で留まっている場所」と「上方から滑り落ちてきた組織」の境界に深い段差が生じます。これこそが、ほうれい線やマリオネットラインの実体です。つまり、ほうれい線はシワそのものというよりも、「上部組織が雪崩のように落ちてきた境界線」として捉えるのが正確です。
原因⑤|皮膚(真皮)のコラーゲン・エラスチンが減る
皮膚老化の最大の要因は、紫外線による「光老化」であると複数の専門学会から指摘されています。特にUVA(紫外線A波)は真皮層まで到達してコラーゲンやエラスチンを直接破壊するため、年間を通じた紫外線対策が最も効果的な予防策となります。
顔の老化要因として広く知られているのが、皮膚自体の弾力低下です。皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造からなり、肌のハリと弾力を支える主役は真皮層にあります。真皮の約70%を占めるコラーゲン線維と、約2%を占めるエラスチン線維が網の目のように張り巡らされ、それらを線維芽細胞が産生しています。
コラーゲン・エラスチンの加齢変化
加齢とともに線維芽細胞の機能が低下し、コラーゲン・エラスチンの産生量が減少することが報告されています。一部の研究ではコラーゲン量を0歳=100%とした場合、年齢を重ねるごとに段階的に減少していくと示されています。その結果、真皮の弾力性が失われ、重力に逆らう力が弱まることで皮膚全体が下に伸びていきます。
光老化|紫外線が皮膚老化の主要因の一つ
皮膚老化の要因のうち、紫外線によるダメージ(光老化)が大きな比重を占めるとする報告は複数存在します。日本香粧品学会の「光老化コンセンサスステートメント」など、専門学会も光老化の重要性を繰り返し指摘しています。
特に波長の長い紫外線A波(UVA)は真皮層まで到達し、コラーゲン・エラスチンを直接ダメージする性質があるとされ、シワ・たるみと深く関わると報告されています。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、日焼け対策は皮膚老化を遅らせる観点で重要と解説されています。紫外線対策は加齢による顔の変化を緩やかにするうえで最も継続効果が期待できる日常習慣と位置付けられます。
原因⑥|表情筋の衰えと拘縮
表情筋は「鍛えれば鍛えるほど若返る」という単純なものではありません。誤った自己流のトレーニングや過度なフェイスマッサージは、かえって大切な靭帯を傷め、シワやたるみを悪化させるリスクが指摘されています。
顔面には30種類以上の表情筋が存在しますが、日常生活で実際に使われているのはその一部に過ぎないとされています。使われない筋肉が萎縮して薄くなる一方で、特定の癖などで酷使される筋肉は拘縮(こうしゅく:硬く縮むこと)する傾向があり、このバランスの崩れが顔の輪郭変化に影響を与えます。
- 口輪筋・頬骨筋などの低下:口角が下がり、頬がこける
- 広頸筋(首前面の筋肉)の衰え:首から顎のラインがぼやける
- 眉間や額の表情筋の過剰収縮:シワが刻まれる
特に強い力で押し込む手技やSNSで流行している過剰なエクササイズは、長期的に皮膚や靭帯を疲弊させるリスクがあるため、皮膚科医の見解として推奨できません。
進行を緩やかにするための日常ケア

すべての層の老化を完全に止めることはできません。最も継続効果が期待できるのは紫外線対策と生活習慣の維持で、自己流の強い刺激は避けることが推奨されます。
すべての層の老化を完全に止めることはできません。重要なのは「進行のスピードを緩やかにすること」と「医療相談が必要なタイミングを見極めること」です。
① 紫外線対策(最優先で取り組みたい習慣)
紫外線は皮膚老化の主要因の一つとされています。日焼け止めは「夏だけ」「外出時だけ」ではなく、年間を通じて毎日使用することが推奨されています。
- SPF・PA値は屋外活動量に応じて選ぶ(日常はSPF30/PA+++程度が目安とされる)
- 顔だけでなく首・耳・デコルテにも塗布する
- 2〜3時間ごとに塗り直す
- 帽子・日傘・サングラスとの併用も有効、日陰をうまく利用する
② スキンケア|保湿と低刺激を基本に
過度な摩擦はバリア機能を低下させ、結果としてシワ・たるみの遠因になり得ます。クレンジング・洗顔・タオル使用で肌をこすらないことが大切です。保湿剤は刺激の少ない処方を選び、毎日継続することで角層のコンディションを保ちやすくなると考えられています。ビタミンC誘導体・レチノール等の有効成分配合化粧品も選択肢ですが、肌質に合わない場合や赤み・刺激感が出る場合は皮膚科専門医に相談してください。
③ 食事・栄養
タンパク質、ビタミンC(コラーゲン合成に関与)、ビタミンD・カルシウム(骨の健康)、ビタミンE・ポリフェノール(抗酸化)等をバランスよく摂取することが推奨されます。極端な食事制限は骨密度低下や筋肉量減少を招きやすいため避けてください。
④ 睡眠・ストレス管理
慢性的な睡眠不足や強いストレスは、皮膚のターンオーバーや線維芽細胞の働きに影響を与える可能性が指摘されています。規則正しい生活が結果として肌・骨・筋肉の維持に寄与すると考えられます。
⑤ 適度な運動・骨への刺激
ウォーキング・軽い筋トレなど骨に荷重がかかる運動は、骨密度の維持に役立つことが報告されています。厚生労働省「e-ヘルスネット」でも、骨粗鬆症予防のための運動として骨に刺激が加わる運動が紹介されています。
⑥ 表情筋エクササイズの注意点
口角を上げる・頬を持ち上げる等の軽度の表情筋エクササイズは血流を促す効果が期待できますが、強い力でマッサージしたり頻繁に皮膚を引っ張ったりするのは推奨されません。特に「グッズで強く引き上げる」「コロコロ強くこする」といった刺激は、靭帯や皮膚に長期的なダメージを与える可能性があります。皮膚に異常を感じた場合は速やかに皮膚科専門医を受診してください。
医療機関での選択肢を知っておく
セルフケアでは限界もあるため、気になる場合は皮膚科専門医に相談し、状態と目的を整理した上で治療法を検討することが望ましいとされています。すべての施術は自由診療であり、効果・リスク・費用・ダウンタイムを医師から説明を受けて判断する領域です。
セルフケアで進行を緩やかにしても、ある程度の変化は避けられないのが現実です。気になる場合は皮膚科・美容皮膚科に相談し、医師と一緒に状態と目的を整理することが望ましいとされます。
切らない治療/肌表面からの選択肢の例
- 内服・外用薬の処方:ビタミン剤やトラネキサム酸などを用い、肌のベース(くすみや色素沈着)を整える
- レーザー・光治療(IPLなど):皮膚表面に照射し、真皮層のコラーゲン産生を促す
- 医療用高周波(RF)治療:高周波の熱エネルギーを真皮〜皮下組織に届け、肌を引き締める
- 医療用HIFU(高密度焦点式超音波):超音波を焦点状に照射し、深い層にあるSMAS(表在性筋膜)をターゲットに熱凝固を起こして引き締める
注入・外科的治療/深部への選択肢の例
- ヒアルロン酸フィラー注入:骨の後退や脂肪の減少(ボリュームロス)が起きている部位に注入し、土台からリフトアップする(※国内承認製剤は限られており、未承認の輸入品も流通している点に留意が必要)
- A型ボツリヌス毒素製剤の注射:表情筋の過剰な収縮(拘縮)を和らげ、パーツの位置バランスを整える
- 糸によるリフトアップ(スレッドリフト):医療用の組織吸収糸を皮下に挿入し、物理的に組織を引き上げる
- フェイスリフト手術:耳の周りなどを切開し、弛んだSMAS(表在性筋膜)と皮膚を根本から引き上げて固定する外科手術
これらはすべて保険適用外の「自由診療」です。同じ「HIFU」や「注入」であっても、使用する機器のメーカー、出力設定、医師の手技によって効果や持続期間は大きく異なります。また、施術後に腫れ・内出血・軽度の違和感、あるいは稀に神経症状などの副作用が生じるリスクもあります。事前のカウンセリングで十分な説明を受け、複数の医療機関を比較検討することをおすすめします。
エステサロンでのHIFU施術には注意が必要です
エステサロン等におけるHIFU施術によるトラブルは、国(厚生労働省・経済産業省など)から繰り返し強い注意喚起が行われています。眼の障害や神経麻痺といった重篤な健康被害が報告されており、安全性の観点から、HIFU施術は必ず医師が常駐する医療機関で受けてください。
近年、エステサロン等でのHIFU施術に伴う健康被害が社会問題化しています。経済産業省は2023年4月、消費者安全調査委員会の調査報告を踏まえ、「HIFU施術による健康被害」への注意喚起を公表しました。
さらに厚生労働省は2024年6月7日付の通知において、「HIFU施術は人体に熱凝固等を生じさせる行為であり、医師でない者が業として行うことは医師法第17条違反に該当する」との明確な見解を示しています。
つまり、医師のいないエステサロン等でのHIFU施術は法的に認められておらず、大きなリスクを伴います。実際に、不適切な出力や照射位置によって急性白内障(眼の障害)や顔面神経麻痺などの深刻な後遺症を負った事例も報告されています。「価格の安さ」や「SNSの広告・クーポン」だけで安易に選ばないよう、十分にご注意ください。
皮膚科・美容皮膚科を受診する目安
明確な基準はありませんが、「セルフチェックでは判断しきれない」「方向性が決められない」と感じた段階で、皮膚科専門医への相談を検討することが推奨されます。
「いつ皮膚科に行けばよいのか」という質問をよくいただきます。明確な基準はありませんが、以下の状況に当てはまる方は、一度皮膚科専門医への相談を検討してみてください。
- 数年前の写真と比べて、自分でも明らかに変化を感じる
- セルフケアを半年〜1年続けても満足できない
- 美容医療に興味があるが、何から始めればよいか分からない
- 自分の肌に合う日焼け止め・スキンケアを医学的に選びたい
- すでにシミ・くすみ・赤みなど他の悩みも併発している
皮膚科専門医は、たるみだけでなく皮膚全体の状態を医学的に評価できる立場にあります。受診時には「いつから気になっているか」「これまで試したセルフケア」「希望するゴール(自然な範囲か/積極的な改善か)」を整理しておくと、医師との対話がスムーズになります。日本皮膚科学会の専門医検索でお近くの皮膚科専門医を探すことも可能です。
まとめ|複合的な現象を、層ごとに、ゆっくり整える
「加齢で顔が伸びる」は単一原因ではなく、骨・SMAS・脂肪・靭帯・皮膚・筋肉の5層が同時に変化する複合現象です。紫外線対策と生活習慣を土台に、自己流の強い刺激を避け、気になる場合は皮膚科専門医に相談することが現実的な対策です。
「加齢で顔が伸びる」現象は、単一の原因では説明できない複合的な変化です。骨・SMAS・脂肪・靭帯・皮膚・筋肉――顔の5層すべてが同時に変化し、それが下垂・痩せ・延長として現れます。今日からできる、最も継続効果が期待できる対策は次のとおりです。
- 紫外線対策を年間通して徹底すること
- 過度なマッサージや自己流の引き上げを避け、刺激を最小限に保つこと
- バランスの取れた食事・運動・睡眠で全身の健康を維持すること
- 怪しい施術(特にエステサロンHIFU等)を避け、医療行為は医療機関で受けること
- 気になる場合は皮膚科専門医に相談し、状態を医学的に評価してもらうこと
成増駅前かわい皮膚科では、皮膚科専門医・レーザー専門医による中立的なカウンセリングと、保存的アプローチから先進的な治療まで段階的な選択肢をご案内しています。お悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
成増駅前かわい皮膚科で受けられるシワ・たるみ治療
本記事で解説した加齢変化に対し、当院では保存的アプローチから先進的な治療まで複数の選択肢をご用意しています。
オリジオX(OligioX)
高密度の高周波エネルギーで肌の深い層に働きかけ、リフトアップとタイトニングを目指す治療です。瞳孔から内側も治療可能のため、ほうれい線やマリオネットライン(口横のシワ)も対応できるのが特徴。
詳しくはこちら → https://kawai-hifuka.jp/medical/oligiox
医療HIFU(ハイフ)
高密度焦点式超音波をSMAS層に届け、フェイスライン・首下・首の引き締めを目指す治療です。当院のHIFUは加齢とともに目立ちやすくなる目周りのたるみにも対応可能です。
詳しくはこちら → https://kawai-hifuka.jp/medical/hifu
ボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)
表情筋の過剰な収縮を和らげ、表情シワへの効果が期待される注射治療です。
詳しくはこちら → https://kawai-hifuka.jp/medical/botox
マッサージピール(PRX-T33ピール)
肌のハリ感・質感の改善を目指すピーリング治療です。
詳しくはこちら → https://kawai-hifuka.jp/medical/chemical-peeling/massage-peel
サインズセラム(シワ改善美容液/ホームケア)
医療機関で取り扱うシワ改善美容液による日常ケアです。
詳しくはこちら → https://kawai-hifuka.jp/medical/dr-cosme/dive
各治療の効果・リスク・費用・ダウンタイムは、診察時に医師よりご説明します。お気軽にご相談ください。
参考文献
- 医師免許を有しない者が行った高密度焦点式超音波を用いた施術について|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc8569&dataType=1
- HIFU(高密度焦点式超音波)施術による健康被害にご注意ください|経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230419003/20230419003.html
- HIFU(高密度焦点式超音波)施術について|経済産業省 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/hifu.html
- HIFUに関する監視指導の徹底について|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc7536&dataType=1
- 骨粗鬆症の予防のための食生活|e-ヘルスネット(厚生労働省) https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-007
- 骨粗鬆症予防のための運動|e-ヘルスネット(厚生労働省) https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-05-001
- 骨粗しょう症、骨折|女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修) https://w-health.jp/old_age/osteoporosis/
- 閉経後骨粗鬆症|一般社団法人 日本内分泌学会 https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=51
- 日焼け|皮膚科Q&A(公益社団法人 日本皮膚科学会) https://qa.dermatol.or.jp/qa2/index.html
- 光老化コンセンサスステートメント|日本香粧品学会誌 https://www.jcss.jp/journal/pdf/4103/41_240_all.pdf
- 世界で初めて表在性筋膜(SMAS)の加齢変化を定量化(山梨大学医学部との共同研究)|資生堂 https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003422
- 美容医療診療指針(令和3年度改訂版)|公益社団法人 日本美容外科学会(JSAPS) https://www.jsas.or.jp/g_document/JSAPS44_Supplement.pdf
最終更新日
2026年5月28日
免責事項
本記事は皮膚科専門医による一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の症状・治療方針に関する診断・指示を行うものではありません。記載されている内容は執筆時点での公的機関・学会等の公開情報に基づいていますが、医学的知見は更新される場合があります。
具体的な症状・治療選択についてはご自身の判断のみで決定せず、必ず皮膚科専門医を含む医療機関で診察を受けたうえで医師と相談してください。本記事に記載のある美容医療・自由診療の各種施術は、効果・リスク・費用・ダウンタイムが施術ごと・個人ごとに大きく異なります。実施を検討される場合は、必ず医療機関で十分な説明を受けたうえでご判断ください。
記事制作監修
成増駅前かわい皮膚科
院長 河合 徹














