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AGA(男性型脱毛)治療


AGA(男性型脱毛)治療 
AGA(男性型脱毛)治療

 AGAは、日本人男性の3人に1人が発症していると言われる「男性型脱毛症」のことです。男性ホルモンが主な原因で、髪の毛が細く薄くなってくる症状をいいます。AGAは進行性ですが、外用薬や内服薬で治療することが可能となってきました。

 ただ「脱毛」といってもAGAだけでなく、円形脱毛症、皮膚炎から起こる脱毛などの症状もあります。頭皮は皮膚の一部なので、皮膚の診断が最も重要です。当院では皮膚科専門医である院長が、適切な診断を行った上で治療を行っています。

AGA(男性型脱毛症)とは

 AGAは、「Androgenetic Alopecia = 男性型脱毛症」の略で、男性特有の脱毛症状です。男性ホルモンの影響が大きく、20~30代で発症する方がほとんどですが、10代でも発症することがあります。

 一度進行してしまうと、治療で進行を抑えることはできても、“髪のコシ”を取り戻したり、髪の毛を増やしたりといった改善が難しくなるため、早めの診察・治療が大切となります。

AGA(男性型脱毛症)の原因

 髪の毛は、成長してからやがて自然に抜け落ちて、新しい毛に変え変わる「毛周期」と言われるヘアサイクルを繰り返しています。

 「毛周期」は、『成長期』(2~6年)、『退行期』(2週間)、『休止期』(3~4ヶ月)の3つの段階に分かれています。髪の毛は『成長期』に向けて太く長くなり、『退行期』に入ると成長が止まり、毛は自然と抜けてきます。『休止期』は毛が完全に抜け落ちた状態のことで、新しい毛を生やす準備をします。こうした「毛周期」により、髪の毛は、生えて・抜けてを繰り返します。

 ところが、AGAを発症すると、この「毛周期」が乱れます。

 主な要因は、男性ホルモンの1種であるジヒドロテストステロン(DHT)の増加と言われています。遺伝的要因や喫煙などの生活習慣によってジヒドロテストステロン(DHT)が増産されると、『成長期』の期間を短くしてしまい、相対的に『休止期』が長くなります。その結果、髪の毛は充分に成長しないまま「毛周期」を繰り返すことになり、細く短い髪の毛が増え、全体として薄毛が目立つようになります。

AGA(男性型脱毛症)の原因

 AGAが進行すると、前頭部と頭頂部の毛髪が細く短くなり、最終的には額の生え際が後退して、頭頂部の毛髪がなくなることが特徴です。

AGA(男性型脱毛症)は早期対策が大切

 AGAは進行性です。治療しないままでいると、ゆっくりと抜け毛・薄毛が進行していきます。症状が進行するほど改善が難しくなってくるため、早期治療が重要となってきます。

 次に該当する方は、早めにご相談いただくことで、AGAを効果的に治療することができます。

  • AGAもしくは毛髪の薄い家族がいる
  • 10代後半から抜け毛が増え、髪が薄くなってきたと感じる
  • 髪が細く短く、ハリやコシがなくなってきた
  • 額の生え際が後退してきたと感じる
  • 頭頂部の髪の毛が薄くなってきた

AGA(男性型脱毛症)の診断

 抜け毛・薄毛は、AGA以外の要因で発症することもあります。円形脱毛症、皮膚炎など肌トラブルが原因の場合、AGA治療では改善ができません。AGA治療を行う際は、まずは適切な症状の見極めが重要となります。

 当院は皮膚科専門のクリニックであり、皮膚科専門医である院長が適切な診断を行った上で、症状に合わせた治療を行っていますので安心してお任せください。

AGA(男性型脱毛症)の治療

 治療の基本戦略は以下の2本柱になります。

①ミノキシジルで毛髪を生やす
②ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制する内服薬で毛髪を減らさない

プロペシア

 AGAの代表的な内服薬で、世界中でその効果が実証されています。

 AGAの要因である男性ホルモン・ジヒドロテストステロン(DHT)が産生されるのを抑制して、「毛周期」の乱れを整えます。細く短い毛が減るため、頭皮全体の薄毛が徐々に目立たなくなってきます。

 毛髪の成長を促して、髪を太くするような効果はなく、「毛周期」を正常化することで抜け毛・薄毛を防ぐ治療法となります。

 一般的に、服用して半年~1年ほどで効果を実感できます。

AGA(男性型脱毛症)の治療薬:プロペシア

フィナステリド

 フィナステリドは、プロペシアのジェネリック薬となります。

 どちらも同じ「フィナステリド」という成分を含む医薬品で、厚生労働省認可済みのAGA治療薬です。有効成分、AGAへの治療効果は、プロペシアとほぼ同じで、「毛周期」の乱れを整えて薄毛・抜け毛を改善してくれます。

 ジェネリック薬なのでプロペシアより安価なのが魅力です。

ザガーロ

 ザガーロは、プロペシアと同様に、AGA発症の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制する働きがあり、厚生労働省に認可されているAGA治療薬です。

 プロペシアは、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を促す酵素の一つ5αリダクターゼ「2型」のみを阻害しますが、ザガーロは「1型」「2型」どちらも阻害するため、プロペシアで効果が得られなかったAGA患者さんに対して有効性が高いとされています。

 また、毛根に働きかけて発毛・育毛を促進する効果も認められているため、薄毛・抜け毛防止作用しかないプロペシアよりも高い効果が期待できます。

 服用して半年~1年ほどで効果を実感できます。

AGA(男性型脱毛症)の治療薬:ザガーロ
AGA(男性型脱毛症)の治療薬:ザガーロの効果

デュタステリド

 ザガーロのジェネリック薬となります。

 ザガーロと同じ「デュタステリド」を主成分とした治療薬で、ザガーロよりも安価でほぼ同じ効果を得られます。グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK社)が製造・販売している先発品のザガーロと同量のデュタステリドが含有され、厚生労働省の認可を得て製造販売されるジェネリック医薬品です。

ミノキシジル 15%外用薬

 ミノキシジルを高濃度で頭皮に直接塗布して使用する育毛剤です。

 血行促進と毛母細胞の活性化を促して、髪の毛が成長しやすり“土台”づくりをサポートします。

 6ヶ月ほどで効果を得られるとされていますが、ミノキシジルはAGAを根本的に改善するものではないため、プロペシアやザガーロとの併用をおすすめしています。頭皮の内側と外側、両方からアプローチすることで、より早く効率的にAGA症状を改善することが期待できます。

AGA(男性型脱毛症)治療の症例

30代男性のAGA治療症例です。治療前と治療9ヶ月後の比較となります。

AGA(男性型脱毛症)治療の症例1
AGA(男性型脱毛症)治療の症例2
AGA(男性型脱毛症)治療の症例3
AGA(男性型脱毛症)治療の症例4

成増駅前かわい皮膚科: AGA(男性型脱毛症)治療 30歳代男性の症例

・治療期間:9ヶ月
・治療内容:ミノキシジル15%(外用薬)+デュタステリド(内服薬)
・副作用:勃起不全、食欲不振、全身倦怠感など
※効果には個人差があります

AGA(男性型脱毛症)治療の流れ

 AGA(男性型脱毛症)の治療の流れ1

事前診察(治療前診察)
 頭皮や頭髪の状態をチェックして、AGAかどうかの判断をします。
 またAGA治療は内服がメインとなるため、治療を進めて問題がないか、事前に血液検査(AGA治療と同様自費となります、およそ3000〜4000円)を行います。


 AGA(男性型脱毛症)の治療の流れ2

治療開始
 事前診察と血液検査の結果を踏まえて、問題がなければ治療をスタートしていきます。
 改めて治療内容、注意事項などを説明しますので、疑問や不安な点があればご相談ください。


 AGA(男性型脱毛症)の治療の流れ3

通院(1~2ヶ月ごとの検診)
 治療過程を診るため、1~2ヶ月毎に通院をしていただきます。
 症状や薬の副作用がないか(内服薬を開始した方は、開始後に異常値がないか再度採血検査が必要)などを確認しながら、治療薬の継続処方を行います。

よくあるご質問

  • Q. AGAの治療はどのくらいで効果がでてきますか?

    個人差はありますが、内服薬の場合、服用してから6ヶ月~1年で効果を実感される方が多いです。
    ただし、内服薬はあくまでAGAの進行を抑えるものとなりますので、育毛を促す外用薬を併用すると、より効果を実感しやすくなると思います。

  • Q. 効果を実感したタイミングで、薬の服用をやめてもよいでしょうか?

    AGAは進行性の疾患となるため、薬の服用をやめると、抜け毛・薄毛が再発する可能性が高いです。AGA症状をしっかり改善する場合、服用をやめるタイミングは、医師と相談しながら決めることをおすすめします。

  • Q. 男性用のAGA治療薬を女性が服用しても大丈夫ですか?

    女性の服用は避けてください。

    男性用のAGA治療薬は、男性ホルモンに作用するものとなっています。女性、特に妊娠を考えている方や妊娠中の方が服用すると、胎児の発育に影響を及ぼす可能性がありますので、服用しないよう注意してください。

    女性の抜け毛・薄毛症状には、女性のための治療法がありますので、症状を確認さえていただいた上で、適切な治療法を提案させていただきます。

  • Q. AGAの治療は保険適応となりますか?

    申し訳ありませんが、AGAの治療は保険適応外となります。当院では、自由診療にて治療を行っています。

AGA(男性型脱毛症)内服薬の副作用・注意事項

副作用

・主な副作用として、勃起不全、リビドー(性欲)減退、精液量減少、射精障害、乳房障害(乳房の腫れや痛み)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師に相談してください。

・まれに、食欲不振、全身倦怠感、皮膚や粘膜が黄色くなる(肝機能障害、黄疸)などが出現することもあります。このような場合にも、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

注意事項

・AGA治療薬を服用中の方は、日本赤十字社より献血が禁止されています。
 プロペシア・フィナステリドを服用した方は1ヶ月間、ザガーロ・デュタステリドを服用した方は6ヶ月間の休薬期間をおいてから献血が可能となっています。

・プロペシアとザガーロは、男性型の脱毛症を予防するための薬なので、女性が服用しても薄毛改善のメリットはなく、胎児の発育に悪影響を及ぼす恐れがありますので、妊娠中の女性が服用することは絶対におやめください。薬の成分は肌に触れることでも経皮吸収されるので、女性が薬剤を直接触れることも避けてください。

・男性ホルモンの働きを阻害するという性質上、未成年が摂取することは禁止されています。

AGA(男性型脱毛)治療について
当院で行っているAGA治療は、厚生労働省から薬事承認を取得しており医薬品のみを使用しています。

AGA(男性型脱毛症)治療 の料金

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