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経鼻インフルエンザワクチン:フルミスト®

経鼻インフルエンザワクチン:フルミスト® 経鼻インフルエンザワクチン:フルミスト®

 「フルミスト®」は、2024年から日本国内で承認・使用がスタートした経鼻投与によるインフルエンザワクチンです。

 針を使わずに鼻からシュッと噴霧するだけで接種できる画期的なワクチンのため、注射が苦手なお子様がいる保護者の方などから注目を集めています。

 また、従来のインフルエンザワクチンとは異なり、重症化を防ぐだけでなく、ウイルスの侵入口である鼻・喉の粘膜免疫を強力に刺激することで、インフルエンザの感染そのものを防ぐ効果があります。

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)とは

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)とは

 「フルミスト®」は、2003年に初めて米国で承認され、36の国と地域で承認されている経鼻弱毒生インフルエンザワクチンです。日本では、2024年から接種可能になりました。

 弱毒化したインフルエンザウイルスを鼻の中に噴霧して、免疫を得ることができます。針を使わないため、痛みがほぼなく、注射が苦手なお子様も安心して受けることができます。また、1回の接種で完了するというのも特徴です。

※病原性をほとんどなくした(弱毒化した)ウイルスを原料としたワクチンのこと

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)の大きな特徴

痛みがほぼないインフルエンザ予防接種

 「フルミスト®」は、左右の鼻腔に0.1mLずつ、合計0.2mLを噴霧するだけで接種が完了します。目薬2滴分程度のごく少量で、ワクチン自体の刺激性がほぼなく、接種時の痛みもほとんどありません。

 小さなお子様にとって予防接種注射による痛みは大きな懸念事項でしたが、「フルミスト®」なら、お子様への負担を大きく軽減して、安心してインフルエンザを予防することができます。

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン):痛みがほぼないインフルエンザ予防接種

接種回数が1回で完了

 従来の注射型インフルエンザワクチンは、13歳未満のお子様の場合、2回接種が推奨されています。

 一方、「フルミスト®」は、年齢を問わず、1回の接種で完了します。お子様の体への負担だけでなく、通院回数が減ることで保護者の方のスケジュール調整の負担も大幅に軽減します。

長期的な予防効果

 「フルミスト®」の効果は、約6ヶ月~1年(1シーズン)持続します。

 従来の注射型インフルエンザワクチンの効果が3~4ヶ月程度であるのに対し、より長期的な予防効果が期待できます。

フルミスト®の接種対象年齢

 「フルミスト®」の接種は、2歳~18歳の方が対象となります。主に小児・思春期のお子様向けのインフルエンザワクチンとして位置付けられています。

 当院では、満13歳~18歳の方のみ接種を行っていますのでご注意ください。

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)の免疫メカニズム

 インフルエンザウイルスは、主に鼻や喉の粘膜に付着することで感染します。鼻の中に噴霧する「フルミスト®」では、鼻や喉の粘膜でウイルスと戦う「分泌型IgA抗体」が作られます。これは、粘膜免疫を強力に刺激し、インフルエンザウイルスが体内に侵入するのを阻止する効果が期待されます。

 従来の注射型インフルエンザワクチンは、血液中に「血清IgG抗体」を作り出し、体内に侵入したインフルエンザウイルスを攻撃して増殖を抑えることで重症化を防ぎます。

 「フルミスト®」は、「分泌型IgA抗体」だけでなく、従来のインフルエンザワクチンで得られる「血清IgG抗体」も得ることができます。そのため、『感染予防』『重症化の抑制』という両方の効果が得られ、特に小児において、インフルエンザの予防効果が高いとされています。

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)の免疫メカニズム

フルミスト®と従来の注射型インフルエンザワクチンの比較

注射型ワクチン フルミスト®
接種方法 皮下注射 鼻腔内噴霧
ワクチンの種類 不活化ワクチン 弱毒生ワクチン
対象年齢 生後6ヶ月以上 当院では、満13歳~18歳
接種回数 13歳未満:2回
13歳以上:1回
粘膜免疫+全身免疫
免疫のつき方 全身免疫 全身免疫 + 粘膜免疫
効果持続期間 3〜4ヶ月 約6ヶ月~1年(1シーズン)
接種制限 比較的少ない 喘息や免疫不全など、一部制限あり

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)の接種タイミング

 インフルエンザは、例年12月~3月頃に流行し、1月~2月にピークを迎えることが多いとされています。そのため、12月中旬までにインフルエンザワクチンの接種を終えておくことが望ましいです。


フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)の接種タイミング

【板橋区在住】子どもインフルエンザワクチン助成金

 接種日に板橋区に「住民登録」のある13歳以上の方でしたら、「フルミスト®」の助成金が支給されます。

【板橋区在住】子どもインフルエンザワクチン助成金

以下の方は当院で接種できませんのでご注意ください。

※13歳未満の方 
※予診票は院内にございます。
※板橋区ホームページより、「13歳以上のお子様は一定条件を満たしていれば保護者の同伴なしでの接種が可能」という旨の記載がございますが、当院では13歳から18歳(平成19年3月31日までにお生まれのお子様)は未成年に該当すると判断している為、必ず保護者様(親権を有する方)の同伴をお願いしております。安全な予防接種をために、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
※在庫の有無は電話でお伝え可能ですが、お取り置きはできませんので、ご来院前になくなった場合は接種ができない場合があります。あらかじめご了承いただければ幸いです。

よくあるご質問

  • Q. 注射型インフルエンザワクチンとフルミスト®のどちらを選べばいいですか?

    注射が苦手なお子様や、2回の通院が難しい場合は「フルミスト®」がおすすめです。喘息のあるお子様や免疫抑制状態にある方は、注射型インフルエンザワクチンが適しています。

    ご不明な点があれば、診察時にご相談いただければ、医師が詳しく説明します。

  • Q. フルミスト®の接種費用はどのくらいですか?

    「フルミスト®」は自費診療となり、健康保険の適用はありません。
    詳しい料金については、クリニックまでお問い合わせください。

  • Q. フルミスト®と他の注射型ワクチンを同時に接種することはできますか?

    医師が認めた場合、「フルミスト®」は、他の注射型ワクチンとの同時接種が可能です。
    他のワクチン接種を希望される際は、診察の際にご相談ください。

フルミスト®(経鼻インフルエンザワクチン)の副作用・注意事項

・フルミスト®は弱毒化された生ワクチンであるため、以下の方は接種できません。
 ー 13歳未満、19歳以上の方
 ー 妊娠中の方、授乳中の方
 ー 気管支喘息のある方
 ー 免疫不全の方、免疫の低下している方、免疫の低下している人と日常的に接触する方
 ー 重度の卵アレルギーのある方
 ー ワクチン接種後にギランバレー症候群を発症したことのある方
 ー ゼラチンアレルギーを有する方

・今シーズンにインフルエンザ予防注射を1回でも接種している方は、フルミスト®を接種できません。

・「フルミスト®」接種後に、鼻水やせきなどの軽い風邪症状が数日見られることがあります。その他、鼻づまり、喉の痛み、頭痛、倦怠感、発熱などが生じることがありますが、多くは軽度で一時的なものです。


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