メニュー

花粉皮膚炎・花粉症

花粉皮膚炎・花粉症

2021年の花粉飛散予測(田辺三菱製薬・帝国製薬 提供資料)

Q. 花粉皮膚炎とは? 

A.

俗に花粉症と呼ばれる疾患は、単純に眼が痒くなり鼻水が出るものではなく、スギ・ヒノキなどをはじめとする花粉が、呼吸器症状、消化器症状、咽頭症状、発熱などを引き起こす全身性疾患の一つと現在は考えられています。また、花粉が皮膚に接触することが原因で引き起こされる皮膚のかぶれ症状(花粉皮膚炎)が見られることもあり、飛散する花粉が引き起こす空気伝搬性接触皮膚炎の一つと考えられています。スギ・ヒノキ花粉による花粉皮膚炎は、2 月から5 月にかけて起こり、ブタクサ・ヨモギ花粉によるものは 10 月から 12 月にかけて発症しやすいです(秋花粉皮膚炎)。

Q. 花粉皮膚炎になりやすいのはどのような方ですか?

A.

上記の症状が出やすい方は主に2タイプです。

(1)アトピー性皮膚炎などが基礎にある方

(2)もとから眼や鼻の花粉症がある方

 

 花粉皮膚炎の症状は、湿布のかぶれなどとは少し異なり、赤いブツブツや小さい水ぶくれなどはあまり起こさず、じんましんのような浮腫んだような赤い皮疹(浮腫性紅斑・湿疹局面)が顔・眼まわりなどの露出部位、または首まわりなどの擦れやすい部位に起こりやすいと言われております。

Q. 治療はどのようなものですか? 

A.

 軟膏やクリームの外用剤による皮膚炎の治療に加えて、内服薬などによる花粉症自体の治療も同時に行います。花粉皮膚炎がまだない方も、眼や鼻の花粉症が例年ある場合は花粉症の治療を早めに開始し、万が一皮膚炎が発症した際の症状を弱く抑える効果が期待できます。

 さらに、皮膚バリアが傷ついている方に特に起こりやすいため、アトピー性皮膚炎など慢性的な皮膚炎がある方や乾燥肌がある方のみならず、皮膚炎がない方もスキンケアを行って花粉による影響を低下させることが望ましいと考えられています。

Q. 日常生活の注意事項はなんですか?

A. 

(1)皮膚への影響を減らすために保湿をこまめに行う。

(2)メガネやマスクによる目や鼻への花粉の接触を減らす。

(3)帰宅時、衣服や髪をよく払ってから入室する。

(4)上着やズボンなどは玄関で脱いで室内に入れない。

(5)掃除をよくする。特に窓際を念入りに掃除する。

(6)飛散の多い時のふとんや洗濯物の外干しは避ける。

(7)飛散の多い時は、窓、戸を閉めておく。換気時の窓は小さく開け、短時間にとどめる。

 

【参考文献】

  1.  花粉なう(MSD運営サイト: https://www.kafun-now.com/
  2.  第 45 回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会 花粉皮膚炎のアップデート

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME