ザラザラ、赤いシミ?皮膚がんシリーズ3:日光角化症
顔や手の甲のザラザラ、無くならない赤み…もしかすると「日光角化症(にっこうかくかしょう)」かも?
日光角化症は、早期皮膚がんの一種です。
紫外線を長期に浴びることで、皮膚細胞が癌化し始める病気です。
高齢者の顔や手の甲に、「少しザラザラしている消えない赤い皮疹があり、ザラザラが目立ってきたので検査したら日光角化症だった」等のケースがみられます。
特徴は、
・60歳以上の高齢者にできやすい。
・紫外線が当たりやすい顔や手の甲によくみられる。
・赤みの上に、ザラザラやかさぶたが付いている。
・時に、角のようにザラザラが盛り上がってくることがある(皮角)。
・多発することもある。
日光角化症は、放置すると進行がんの有棘細胞癌になることもあります。
皮膚の異変が気になったり、日光角化症を疑ったら、早めに医療機関を受診することが大切です。