ずっと治らないできもの…それって粉瘤かも?~粉瘤手術についてPart 1 皮膚外科・形成外科 皮膚科(一般・小児) いつまで経っても治らない出来物… それって粉瘤(ふんりゅう)かも? 皮膚科専門医・がん治療認定医である院長による、傷跡が目立ちにくい手術が受けられます💡 粉瘤は、よく見られる皮膚良性腫瘍(がんではないできもの)の一つで、症状として下記が挙げられます。 ・時間の経過とともに大きくなる ・感染して赤く腫れる ・痛みを伴う ・不快な臭いを伴った膿が生じることもある 粉瘤は毛穴があるところであればどこにでもできますが、好発部位は顔・首・背中・耳の後ろなどです。 粉瘤は自然には治らず、手術をしなければ再発しやすいできものです。治療が遅れると下記のリスクがあります。 ・繰り返し炎症を起こすと、瘢痕という傷あとのような硬い組織がまとわりついて手術で出血しやすくなります。 ・稀に一部が悪性化することがあります。 粉瘤の治療は、外科的な除去手術が一般的です。 目立つ部分にできることもあり、当院では切開部が小さく、傷跡が目立たなく負担も少ない「くり抜き法(へそ抜き法)」による手術を第一選択としています。 当院の粉瘤手術症例(くり抜き法) (上)粉瘤のある部位は皮膚が盛り上がっています。粉瘤の大きさよりも小さい穴を開けて粉瘤の中身をきれいにかき出してから、粉瘤の袋を丁寧に取り出します。最後に穴を縫います。 (下)中央に黒い点(粉瘤の出口)があり周りの皮膚が盛り上がっています。こちらは中身と袋ごときれいに除去しております。最後に穴を縫います。 粉瘤は治療が遅れ、繰り返し炎症を起こすと、瘢痕(はんこん)がまとわりついて手術で出血しやすくなったり、稀に悪性化したりすることがありますので、粉瘤を疑う症状がみられたら早めに医療機関を受診しましょう💡 手術は皮膚科専門医・がん治療認定医である院長が責任を持って執刀いたします。お悩みの方は、ぜひご相談ください🌸 投稿ナビゲーション < 前の記事次の記事 >