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水虫にならないためには、予防が大切~足白癬・爪白癬の予防

` 白癬(水虫)にならないためには、予防が大切!

 部屋や足を清潔に保って白癬を予防しましょう!

 足や爪の水虫を患っている人からはがれた皮膚には、白癬菌が存在しています。そのため、白癬に感染した患者と同じバスマットを共有したり、素足で同じ場所を歩いたりすると、白癬菌が家族にうつる可能性があります。 

 白癬菌が散らばった環境では、少なくとも1ヶ月間は生存することがあります。

 足に白癬がついてから感染するまでの時間は、お風呂後など足が湿っている場合には、最大24時間(ただし傷がある場合は12時間)で白癬菌の感染が起こる可能性があります。

 白癬に感染しないための対策として、以下の点に気を付けましょう:

 家族に感染者がいる場合は、家庭内感染を防ぐために一緒に治療を行うことが重要です。

 ・足・爪水虫患者の約35%は同居家族に真菌症の人がいるという調査結果があります。

 ・バスマットやスリッパなどは家族と共有せず、定期的に洗濯することが大切です。白癬菌がバスマットに付着して住み着くことがあるため、こまめな洗濯と家族間での共有を避けることが感染予防に役立ちます。

 また、白癬に感染しそうな環境にいた場合は、できるだけ早く足を洗うことが重要です(12時間以内が推奨されます)。

 ・多くの人が利用する場所に行った後は、足をよく洗いましょう。温泉、スポーツジム、プール、サウナ、病院などのスリッパや体重計などは特に注意が必要です。

 ・足の指の間や爪の周りもやさしく丁寧に洗うことが大切です。硬いブラシや軽石などで力強く洗うと肌を傷つけ、菌が侵入しやすくなるため注意しましょう。適切な洗い方で清潔を保つことが感染予防に有効です。

 白癬予防方法として以下の点にも注意しましょう:

・部屋をこまめに掃除して清潔に保つこと。
・毎日靴を交換し、使用した靴はしっかり乾燥させること。
・クリームなどで爪の根元から先端に向かって円を描くように塗り、爪を乾燥させないように保湿すること。(皮膚や爪が乾燥すると、細菌、真菌、ウイルスなどが感染しやすくなります。)

 足白癬の診断には見た目だけでは誤診が生じやすいため、顕微鏡検査が重要です。水虫を見つけやすくするために、受診する際は何も塗らずに行きましょう。

 また、足白癬を放置すると、他の部位(手・爪・頭・胴体・股)に感染が広がる可能性があるため、少ない範囲であってもきちんと治療することが大切です。足と爪の両方に白癬がある場合は同時に治療しましょう。

 足白癬の治療には広い範囲の両足に3か月間ぬり薬を塗り切ることが必要です。爪白癬の治療には専用の薬を爪が生え変わるまで使い、治療には1~2年かかります。

 家族に感染者がいる場合は、家庭内感染を防ぐために一緒に治療しましょう。また、白癬がいそうな環境にいたら、できるだけ早く足を洗うことが重要です(12時間以内がおすすめです)。


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