眉だけじゃない!? 頭皮にもアートメイク|皮膚科専門医が解説

アートメイクといえば「眉」「唇」といったイメージが強いと思いますが、実は、「頭皮」にもアートメイクをすることができます。
薄毛・分け目が気になる方におすすめなのが「スカルプアートメイク」です。
分け目・薄毛が気になる方へ

- 分け目が気になって髪型が決まらない
- 帽子でやヘアアレンジで薄毛を隠している
- ヘアカラーをしているのに地肌が目立つ
- 加齢で髪のボリュームが落ちてきた
こんな薄毛のお悩みありませんか?
実は、日差しが強くなる春から夏にかけては、光が頭皮に直接当たるため、分け目の薄毛が特に目立ちやすい季節です。
そんな「頭皮」のお悩みですが、「アートメイク」で解消できるかもしれません。
女性の薄毛に多い「びまん性脱毛症(FAGA)」とは

女性の薄毛の多くは、特定の部分だけが抜けるのではなく、頭部全体の毛量が少しずつ減っていく「びまん性脱毛症(FAGA)」であるケースがほとんどです。
びまん性脱毛症(FAGA)は、加齢・ホルモンバランスの変化・生活習慣など、さまざまな要因が複合的に重なることで起こります。治療によって改善が期待できるケースもありますが、完全には改善しきれない場合も少なくありません。
そんなときの選択肢のひとつが、「スカルプアートメイク」です。
スカルプアートメイクとは

「スカルプアートメイク」は、アートメイクと同じ専用の針を使い、皮膚のごく浅い層に色素を入れる施術のことです。
アートメイクとタトゥーはよく混同されますが、皮膚への色素の入れ方が根本的に異なります。
アートメイクは表皮の浅い層(約0.1~0.3mm)に色素を入れるため、徐々に薄くなり、流行や顔立ちの変化に合わせてデザインを調整することができます。
一方、タトゥーは真皮(約1.5~2mm)の深い層まで色素を入れるため、半永久的に色が残り、デザイン変更がほとんどできません。
また、アートメイクは法律で「医療行為」と定められており、医療機関内でのみ施術を受けることができます。
頭皮の「見え方」をスカルプアートメイクでカバーする

「スカルプアートメイク」は、髪そのものを増やす治療ではありません。生え際や分け目に沿ってナチュラルな色素を加えることで、地肌が目立ちにくくなる施術です。施術直後から変化を感じていただける場合があります。
施術中の痛みも少ないため、ヘアサロンに通う感覚でメンテナンスを行えることも特徴のひとつです。
夏こそスカルプアートメイクを始めるタイミング

日差しが強くなる春から夏にかけては、光が頭皮に当たりやすくなるため、分け目の薄毛が一年のうちで最も目立ちやすい時期です。
- 今年の夏は帽子なしで出かけたい
- もっと自由に髪型を楽しみたい
こうした気持ちをお持ちの方は、今が「スカルプアートメイク」を検討するよいタイミングです。
頭皮と一緒に「眉」も整えれば、さらに魅力アップ

年齢を重ねると、「髪」だけでなく、眉毛も少しずつ薄くなってきます。
メイクでカバーしていても、汗をかきやすい夏の季節は美しい眉を長時間キープするのが難しく、次のようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 眉メイクに毎朝時間が取られてしまう
- メイクが苦手で上手く眉が描けない
- 薄い眉、まばらな眉が気になっている
- 汗や皮脂で眉が崩れてしまう
- 夏は汗で眉メイクがほとんど流れてしまう
こうしたお悩みにも「アートメイク」はおすすめです。
ナチュラルな美眉を実現する4Dストローク眉

眉アートメイクの技法はいくつかあり、技法によって仕上がりの印象は大きく変わります。
当院では、手彫りによって眉毛を1本1本丁寧に再現する「4Dストローク眉」を行っており、きめ細かなデザインの実現を目指しています。
2D眉
単色の色素をマシンで注入し「点」を重ねて仕上げる技法です。色がしっかり入り、メイクで描いたような平面的で均一な仕上がりが特徴です。
3D眉
眉毛の毛並みを1本1本描いて仕上げる技法で、毛流れを再現した立体感があります。すっぴんでも自然な印象になるため、薄眉や眉毛が少ない方に向いています。
4Dストローク眉
2D眉と3D眉を組み合わせた技法です。
毛並みを1本1本再現しながらも、パウダーを使うことでメイクをしたような美しさも実現できます。自然な立体感と陰影を同時に叶えることができるため、当院ではこの技法を採用しています。
美眉を実現する4Dストローク眉

いずれも当院での「4Dストローク眉」の症例です。
「パウダーミックス」でより自然な立体感を

「パウダーミックス」は、眉頭から目尻に向かって色が濃くなるよう、パウダー状の色素をグラデーションで入れる技法です。パウダーアイブロウでふんわりと色を入れたような、やわらかい印象の眉を表現できます。
「4Dストローク眉」に組み合わせるオプションとして、男性にもおすすめです。自然な仕上がりはビジネスシーンにも馴染みやすく、清潔感のある眉として性別を問わず人気のメニューです。
アートメイク後のダウンタイム

「アートメイク」のダウンタイムは2週間程度です。
経過に合わせた正しいケアを続けることで、より満足度の高い仕上がりが期待できます。
● 施術直後~数日
施術直後は赤みやヒリつき感が出ることがあります。施術部位を清潔に保ち、保湿を心がけましょう。
● 1週間程度
薄い皮がむける場合がありますが、自然に剥がれるのを待ち、強く擦らないようにしましょう。一時的に色が濃く見えることがありますが、徐々に落ち着いてきます。
● 2週間程度
色が安定し、自然な発色になります。なお、部位によって経過が異なる場合があります。
※部位により経過が異なる場合があります
初めて施術を受ける方は、色をしっかり定着させるために2~3回の施術を行うことをおすすめしています。当院では、デザインが完成するまで担当看護師が責任をもって対応いたしますので、「アートメイク」が初めての方もご安心ください。
アートメイクの持続性

「アートメイク」の持続期間には個人差がありますが、一般的には施術後1~3年で徐々に薄くなることが多いです。色もちに影響する主な要因は以下の3点です。
● 紫外線の影響
紫外線は色素を分解する作用があるため、日頃から紫外線対策をしっかり行うことが大切です。日焼け止めの使用や、日傘・帽子などでの遮光が有効です。
● 一部のスキンケア成分
レチノールなど皮膚のターンオーバーを促す成分は、色素の退色を早める可能性があります。施術部位への使用は避けるのが安心です。
● 摩擦
摩擦も色もちに影響します。シャンプーや洗顔の際は、施術部位を強く擦らず、優しく行いましょう。
色が薄くなってきたと感じたら、1~2年に1回を目安にリタッチを行うことで、きれいな状態を長く保つことができます。
アートメイクは「医療機関」で受けることが大切

アートメイクは「医療行為」と法律で定められています。そのため、医療機関内でのみ施術を受けることができます。
医療機関でアートメイクを受けることには、次のような点が挙げられます。
- 医師の管理のもと衛生管理が徹底されている
- 皮膚トラブル時に適切な対応ができる
- アレルギーや副作用へのリスク管理が可能
- 万が一のトラブルの際、医療的サポートが受けられる
自身の顔や頭皮に針を使う施術だからこそ、「誰が管理しているか」が重要なポイントになります。
当院では、皮膚科専門医、アレルギー専門医である院長の監督の下、施術からアフターケアまでしっかりとサポートしています。薄毛・分け目・眉のお悩みなど、気軽にご相談ください。
記事制作監修
成増駅前かわい皮膚科
院長 河合 徹














