リバースピール（REVERSE PEEL）は、「コラーゲンピール」とも呼ばれるマッサージピール（PRX-T33ピール）の皮膚深層に対するハリつや効果を残しつつ、皮膚の浅い層に留まってなかなか排出されない肝斑・炎症後色素沈着の色素代謝促進をプラスしたもので、タイプの違う複数のお悩みに高い効果が期待できるピーリング剤です。

　肝斑は、紫外線暴露・手やマスクなどが顔に触れることによる積み重ねた摩擦・女性の場合出産前後に代表されるホルモン変化など、複数の長期的要素と深く関係していることから、短期間で劇的な治療効果を達成するのが難しいとされています。また、「肝斑」といえばピコトーニングなどの低出力レーザー照射治療が有名ですが、レーザー治療に抵抗がある方も中にはいらっしゃいます。

　リバースピール（REVERSE PEEL）は、肝斑、炎症後色素沈着に高い治療効果を発揮するほか、赤みや痛みなどのダウンタイムがまれで、安全かつ効果の高い肝斑治療が期待できます。

　皮膚深層に働きかけることによってコラーゲンを増産し、肌のハリ・ツヤアップ、たるみ毛穴の引き締めなどにさらに特化したマッサージピール（PRX-T33ピール）についてはこちらをご参照ください。マッサージピールは顔だけでなく、首・手の甲などの広い範囲でエイジングケアができる施術です。

トリクロロ酢酸（TCA）

　マッサージピール（PRX-T33ピール）と同じ仕組みで、「皮膚の土台」とも呼ばれる真皮層へ安全に作用し、角化細胞や線維芽細胞の活性化を促します。

　真皮層で新しいコラーゲンが増産され、皮膚深層から肌のハリ・弾力がよみがえり、たるみ毛穴、小ジワなどの改善効果が期待できます。

過酸化水素（H2O2）

　皮膚表面を保護する作用があり、また、強酸性であるトリクロロ酢酸（TCA）を中和して、安全に真皮層まで薬剤の効果を届けてくれます。

コウジ酸

　メラニンを作る酵素「チロシナーゼ」の働きを抑えることで、メラニン生成前に肝斑・シミ、色素沈着ができるのを防いでくれます。

乳酸

　78％という高濃度の乳酸を配合しています。

　コウジ酸と同じく、「チロシナーゼ」の働きを抑える作用があり、メラニン生成を抑えてくれます。また、天然保湿因子であるセラミド増産効果もあり、皮膚の内側から潤いを満たしてくれます。

フィチン酸

　「鉄」と結合してメラニン生成を抑制するほか、メラニンを分解するマクロファージを活性化させて、効果的にメラニン除去を促します。

　フィチン酸にはキレート作用もあり、抗酸化作用、コラーゲン産生促進作用、皮脂抑制作用など、美肌にうれしい効果も発揮してくれます。

ヒドロキシ酸（グリコール酸、サリチル酸、マンデル酸）

　皮膚表面に蓄積した不要な角質を除去するため、多種のヒドロキシ酸（グリコール酸 20%、マンデル酸 20%、サリチル酸 10%）がバランスよく配合されています。

　肌表面を滑らかにし、ターンオーバーを整えることで、メラニン除去効果を発揮します。くすみ改善にも効果的で、施術直後から肌のトーンアップが叶います。

コウジ酸

ステップ1をご参照くさい。

フィチン酸

ステップ2をご参照ください。

より高く、より少ない治療回数で肝斑改善を目指すなら、「ピコシュア®プロ（PICOSURE® PRO）」との併用治療がおすすめです。

　「ピコシュア®プロ（PICOSURE® PRO）」の中でも『ピコシュアプロ・トーニング』は、低出力のレーザーをシャワーのように照射するもので、肝斑改善に最適な治療法です。

　リバースピール（REVERSE PEEL）と併用治療を行えば、相乗効果により強力な美白効果を発揮することが期待できます。どちらも肌への負担が少なく、ダウンタイムがほとんどないので、初めての方でも安心して受けられるのも魅力です。