メニュー

自分で取るのはNG?気になるイボができる原因や取り方を紹介

皮膚外科・形成外科
自分で取るのはNG?気になるイボができる原因や取り方を紹介

顔や体にできる『イボ』は、見た目が気になるだけでなく、ウイルス性のものもあり、適切なケアが必要です。

自分で取ってしまいたくなるかもしれませんが、感染リスクや悪化する可能性、傷が残ってしまう恐れなどがあるためおすすめできません。

イボの予防方法やできた時の注意点などについて知り、適切な対処を心がけましょう。

この記事では、イボができる原因や種類、予防方法などについて詳しく紹介します。

また、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を用いた美容皮膚科での治療方法とそのメリットについても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

イボが出来る原因や種類は?

イボが出来る原因や種類は?

イボには複数の種類があり、形やできる原因が異なっています。それぞれ適切なケア方法も違うため、自分にできたイボがどの種類かを把握するのは大切です。

また、感染力を持つウイルス性のイボもあり、家族や職場、学校などで他人と接触する機会がある人は注意が必要です。

以下でイボができる原因や種類を見てみましょう。

名称 種類・原因 特徴
尋常性疣贅

(じんじょうせいゆうぜい)

ウイルス性

(ヒトパピローマウイルス)

最もよく見られるイボ。

肌色や白っぽい色で、表面がざらついている。

手のひらや足の裏にできやすい。

青年扁平疣贅

(せいねんへんぺいゆうぜい)

ウイルス性

(ヒトパピローマウイルス)

平らな形状で、手の甲や額にできやすい。
ミルメシア ウイルス性

(ヒトパピローマウイルス)

中央がくぼみ、魚の目に似ている。

手のひらや足の裏にできやすい。

伝染性軟属腫 ウイルス性

(伝染性軟属腫ウイルス)

水いぼとも呼ばれる。

子供に多く、かゆみをともなう。

脂漏性角化症 加齢・紫外線 老人性疣贅とも呼ばれる。

中高年に多く、頭皮・顔・首にできやすい。

軟性線維腫 加齢・紫外線・摩擦 首イボ、中年イボとも呼ばれる。

中年以降に多く、皮膚が薄い部分にできやすい。

アクロコルドン 加齢・紫外線・摩擦 中年以降に多く、首・脇・胸などにできやすい。

ここで紹介したものの他にも、イボにはさまざまな種類があります。自分で判断できない時や適切な治療をしたい時などには、できるだけ早く皮膚科や美容皮膚科で相談してみてください。

イボの種類、治療はこちら

ウイルス性のイボは感染予防を

ウイルス性のイボは感染予防を

ウイルス性のイボには感染力があるため、予防が重要です。周囲にウイルス性のイボができた人がいる場合には、自分でできる感染予防方法を取り入れましょう。

具体的には以下のような対処がおすすめです。

  • 皮膚を清潔に保つ
  • 他人のイボに触らない
  • 皮膚を保湿する
  • 免疫力を意識した生活をする
  • イボに気付いたら早めに受診する

衛生面や保湿、免疫力の意識は、ウイルスの撃退効果が期待できます。特に乾燥した皮膚はバリア機能が落ち、感染しやすい状態になるため、保湿クリームなどを使って予防しましょう。

日常生活でできるイボ予防

日常生活でできるイボ予防

ウイルス性、非ウイルス性にかかわらず、イボ予防として日常生活でできることがあります。

ここでは、日常生活でできるイボ予防の代表的な6つの方法について紹介します。

紫外線対策をする

脂漏性角化症、軟性線維腫、アクロコルドンなどのイボは、紫外線も発症原因のひとつです。以下のような紫外線対策をして発症を予防しましょう。

  • 外出時は日傘や帽子、手袋などを使う
  • 日焼け止めを小まめに塗る
  • 窓際に長くいる際には室内でも日焼け止めを使う

紫外線というと夏場のイメージがありますが、実際は一年中降り注いでいます。紫外線対策は年間を通して行うとよいでしょう。

こまめに保湿する

肌のバリア機能を維持するために、保湿を心がけ、乾燥を避けましょう。

前述の通り、乾燥は肌のバリア機能を低下させ、イボを発症させる原因になる可能性があります。

バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすくなったり、ウイルス性のイボに感染しやすくなったりします。

保湿の方法はさまざまですが、例えば、以下のような方法もおすすめです。

  • スキンケアに保湿効果の高いアイテムを取り入れる
  • 小まめに水分補給する
  • 風呂上がりに保湿ローションを塗る
  • 乾燥する季節や場所では加湿器を使う

乾燥がひどく、セルフケアで悩む場合には、皮膚科での相談も検討しましょう。

しっかり睡眠をとる

十分な睡眠は肌の新陳代謝を正常化させ、イボを予防する効果があります。

正常な肌の新陳代謝はイボ予防に欠かせません。肌の新陳代謝が低下すると、古い角質と新しい角質が交代しにくくなり、排出できなかった古い角質がイボに変わることがあるためです。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌の新陳代謝を促進します。特に入眠してから3時間ほど経つと分泌量が増えるため、夜間覚醒するとしても、この時間帯は避けられるように意識してみるとよいでしょう。

また、十分な睡眠はイボの予防だけではなく、美肌作りや体調のコントロール、ダイエットにも役立ちます。美と健康を維持するためにも、ぜひ睡眠時間に気を配ってみてください。

刺激を避ける

肌への刺激(摩擦)は軟性線維腫やアクロコルドンの原因になります。イボが気になる部分への刺激をさけられるよう、衣類やアクセサリーに気を使いましょう。

例えば首イボが繰り返し出てしまう人は、マフラーやネックレスの使用を控えたり、素材を確認してみるのもおすすめです。

マスクが触れる場所にできやすければ、違う素材の製品を使ってみたり、肌に触れる部分にワセリンなどを塗っておくのもよいでしょう。

ワセリンは保湿の働きもあるため、イボ予防に一石二鳥です。

タオルなどを共用しない

ウイルス性のイボは感染するため、家族や友人と共用アイテムがある人は注意が必要です。

特に手洗いタオルや足拭きマットなど、イボ部分に触れやすい(ウイルスに触れやすい)ものは共用せず、一人ずつのものを用意して感染予防に役立てましょう。

ただし、洗濯に関してはそこまで神経質になる必要はありません。

水いぼ(伝染性軟属腫ウイルス)が原因の水いぼや、ヒトパピローマウイルスで発症する尋常性疣贅・青年扁平疣贅・ミルメシアなど、いずれも普通の洗濯で大丈夫です。

『共用しない、でも洗濯は一緒で大丈夫』と覚えておきましょう。

自分で取るのはNG!イボができた時の注意点

自分で取るのはNG!イボができた時の注意点

イボができたとき、見た目が気になるからといって自己処理をするのはおすすめできません。

ウイルス性のイボによる感染拡大の心配や、時には単なるイボではなく、他の皮膚トラブルが起きている可能性があるためです。

ここでは、イボができた時にやってはいけない3つの注意点について紹介します。

【NG1】自分でイボを取る

イボは自分で取らないようにしましょう。特にウイルス性のイボは、無理に取ろうとすることにより、周囲の皮膚にウイルスが拡散され、新たなイボができてしまう恐れがあります。

また、丁寧に取ったとしても皮膚に傷が残り、その傷から細菌が入り込み、炎症や色素沈着が起きてしまうことも考えられます。

皮膚科や美容皮膚科での治療ならこのようなリスクが低くなるため、できるだけ早めの受診を検討してみてください。

【NG2】イボを削る

自分でイボを削ることもNGです。削ることによって表面の皮膚が傷付き、その傷から細菌が入り込んで炎症や感染症を引き起こしてしまいかねません。

削った部分で炎症や感染症が起こると、イボの除去以外の治療も必要になり、時間や費用が余計にかかってしまいます。

また、ウイルス性のイボの場合、削ったとしてもウイルス自体が残っているため、再発するリスクが高くなることも考慮しましょう。

削ることで肌に大きな傷が残る可能性があり、美容面でのダメージも大きくなります。

美容面が気になる人は早めに皮膚科で取り除くか、イボ治療に有効性が期待できる美容皮膚科の『炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)』での治療を検討しましょう。

【NG3】イボをかいてしまう

イボがかゆいと無意識にかいてしまうことがあるかもしれませんが、これもNGです。

かくことでイボの表面が傷付き、ウイルスが広がってしまう可能性があるためです。また、感染症や炎症の原因にもあります。

かき壊した場合は治りにくくなり、傷の状態や個人の体質によっては傷跡が残ってしまうこともあるでしょう。

ただ、イボがかゆくなることは珍しくありません。かゆくて日常生活に支障が出たり、どうしても我慢できないほどのかゆみを感じたりした時は、皮膚科で適切な治療を受けてみてください。

美容皮膚科のイボ治療『炭酸ガスレーザー』

美容皮膚科のイボ治療『炭酸ガスレーザー』

イボの治療は美容皮膚科でも可能です。特に炭酸ガスレーザーを使った治療は、メスを使わずに施術できるため、傷跡やダウンタイムの心配が軽減されるメリットがあります。

成増駅前かわい皮膚科では、イボ治療に高性能スキャナー付き炭酸ガスレーザー『AcuPulse™』を導入しています。

ここでは、炭酸ガスレーザーによるイボ治療の詳細や、高性能スキャナー付き炭酸ガスレーザー『AcuPulse™』の概要などについて紹介します。

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)とは?

炭酸ガスレーザーは、イボ治療やほくろの除去に適した治療方法です。以下のような仕組みでイボを除去します。

  • 射出したガスレーザーの光が水分に吸収される
  • 吸収されたガスレーザーが熱エネルギーへ変換される
  • イボの細胞の水分が熱エネルギーを吸収する
  • 蒸散作用で瞬時にイボを取り除く

蒸散作用とは、簡単にいえば狙った部位の水分を蒸発させる現象です。炭酸ガスレーザーではイボに熱レーザーを当て、この蒸散作用を起こして取り除きます。

周囲の血管は熱エネルギーで凝固作用を起こし、すぐに固まるため、ほとんど出血しない点にも注目です。

『イボを素早く取り除きたい、でもメスを入れたくない』と考えているのなら、炭酸ガスレーザーはおすすめの治療方法です。

高性能スキャナー付き炭酸ガスレーザー「AcuPulse™」

成増駅前かわい皮膚科で使用している高性能スキャナー付き炭酸ガスレーザー『AcuPulse™』は、従来の炭酸ガスレーザーよりも傷跡を少なくしながら、きれいにイボやほくろを除去できる医療機器です。

厚生労働省で認可を受けており、専門医が使用するため安全性や技術への信頼性も高い評価が期待できます。

精巧なコンピュータ制御で患部のみをピンポイントで薄く均一に照射できることは、周辺組織へのダメージが少なく、治療後の傷が残りにくくなる点がメリットです。

従来の炭酸レーザー治療ではダウンタイムが2週間ほど必要でしたが、『AcuPulse™』は顔が1週間、身体が2週間になっています。また、照射部位を医療テープで保護してあればその上からメイクも可能です。

除去治療で心配されることが多い色素沈着や瘢痕が生じるリスクも低く、治療後の肌状態が不安な人も受けやすいでしょう。

治療前に麻酔をするため痛みもありません。イボの治療でよくある、除去時の鋭い痛みが苦手な人にもおすすめの治療方法です。

炭酸ガスレーザーで治療するメリット

炭酸ガスレーザーによる治療のメリットは、従来のイボ治療と比較すると『メス不要』『痛みが少ない』などさまざまなものがあります。以下を参考にしてみてください。

  • イボをピンポイントでレーザー照射・蒸散できる
  • 従来なら電気メスが必要な隆起イボも対応可能
  • 切開不要で出血量も少なくてすむ
  • 麻酔を使うため痛みを感じにくい
  • 施術時間が短く、約15~20分で終わる

従来では電気メスでの治療が一般的だった隆起イボも、『AcuPulse™』ならメスを使わずにきれいに除去できます。

治療の流れ

炭酸ガスレーザーは短時間で施術が完了し、患者さんの身体的・時間的な負担が少ないことも特徴です。成増駅前かわい皮膚科の例を参考に、治療の流れを見てみましょう

手順 治療内容
診察・カウンセリング 医師が肌状態やイボの状態を確認して、治療内容やアフターケアについて説明します。
クレンジング・洗顔 顔を治療する場合、施術前にメイクオフや洗顔が必要です。
レーザー照射 麻酔をして炭酸ガスレーザーを照射します。痛みはほとんどありませんが、人によっては軽いチクチク感が出ます。
アフターケア 施術から2週間ほど、照射部位を医療テープで保護します。

【注意】テープをはがさない・肌を清潔に保つ

診察やカウンセリングでは、治療の流れや心配ごとについてどんな小さなことでも質問しておきましょう。納得してから施術を受けたほうが、精神的にもよい結果につながりやすくなります。

まとめ

イボができてしまうと自分で取りたくなる人も多いかもしれませんが、衛生面での心配や、傷が残る恐れなどを考えるとおすすめできません。皮膚科・美容皮膚科で適切な治療を受けてみてください。

ウイルス性のイボができた場合には感染拡大に注意し、タオルや足拭きマットの共用は控えなければいけません。

他にも摩擦・乾燥など、イボができやすい条件を覚えておき、衣類の選択や保湿に注意しながら予防しましょう。

素早く、かつ、きれいにイボを取りたければ、美容皮膚科で炭酸ガスレーザーによる切除がおすすめです。痛みやダウンタイムが少なく、蒸散効果できれいに取り除けます。

成増駅前かわい皮膚科では、高性能スキャナー付き炭酸ガスレーザー『AcuPulse™』でイボやほくろの治療が可能です。短時間で施術可能なため、忙しい人でも受けやすくなっています。

カウンセリングだけでも問題ないため、イボの悩みを解消したい人はぜひ一度当院・成増駅前かわい皮膚科へお越し下さい。


HOME

美容施術予約ボタン
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME