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ザラザラ、赤いシミ?皮膚がんシリーズ3:日光角化症

皮膚外科・形成外科 皮膚科(一般・小児)

顔や手の甲のザラザラ、無くならない赤み…もしかすると「日光角化症(にっこうかくかしょう)」かも?

日光角化症は、早期皮膚がんの一種です。

紫外線を長期に浴びることで、皮膚細胞が癌化し始める病気です。

高齢者の顔や手の甲に、「少しザラザラしている消えない赤い皮疹があり、ザラザラが目立ってきたので検査したら日光角化症だった」等のケースがみられます。

特徴は、

・60歳以上の高齢者にできやすい。

・紫外線が当たりやすい顔や手の甲によくみられる。

・赤みの上に、ザラザラやかさぶたが付いている。

・時に、角のようにザラザラが盛り上がってくることがある(皮角)。

・多発することもある。

当院では、下記の流れで日光角化症の治療を行います。

①医療用拡大鏡「ダーモスコピー」で検査

②一部皮膚を採取し、顕微鏡検査

③日光角化症の診断

④症状に合わせて、手術・塗り薬・凍結療法などで治療

※治療は、当院で対応する場合と連携病院と相談する場合があります。

日光角化症は、放置すると進行がんの有棘細胞癌になることもあります。

皮膚の異変が気になったり、日光角化症を疑ったら、早めに医療機関を受診することが大切です。


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