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薄毛予防に効果的な対策とは?症状や開始時期も紹介

美容皮膚科・自由診療
薄毛予防に効果的な対策とは?症状や開始時期も紹介

将来的に薄毛になるかもしれないと不安を抱えている方もいるでしょう。

薄毛に有効な対策はさまざまあり、効果的な予防方法を知って実践することで薄毛を予防できる可能性があります。

この記事では薄毛に効果的な予防方法や、知っておいてほしい薄毛の症状について紹介します。

薄毛予防を始めるタイミングについても触れているため、少しでも心当たりがある方は今日から薄毛予防を始めましょう。

薄毛に有効な対策は?効果的な予防方法

薄毛に有効な対策は?効果的な予防方法

薄毛に効果的な予防方法は大きく、生活習慣の改善・適切なヘアケア・抜け毛予防のシャンプーの使用の3つです。

どれも自分でできる予防方法になるため、薄毛が気になったらすぐに試してみましょう。

生活習慣の改善

生活習慣と薄毛は関係がないと思っている方もいるかもしれません。

しかし、生活習慣と薄毛には深い関係があり、薄毛予防には生活習慣の改善が必要不可欠です。

医療機関を受診して効果的な薄毛治療を始めても、生活習慣が乱れていると十分な効果が得られない可能性があります。

ここでは薄毛予防に効果的な生活習慣の改善について、より詳しく紹介します。

質のよい睡眠

質のよい睡眠は日中に受けた紫外線などのヘアダメージを回復し、髪を太く成長させます。

髪の成長に有効なホルモンは入眠から3時間の間に多く分泌され、そのあと数時間かけてゆっくり全身をめぐります。

そのため最低でも5〜6時間程度はまとまった睡眠時間の確保が必要です。

仕事や学校などがあると起床時間は決まっていることが多いため、5~6時間はまとまった睡眠が取れるように、就寝時間を逆算しましょう。

スムーズに入眠できるように就寝前に入浴してリラックスしたり、照明を落としてスマホやテレビの視聴を避けたりとする工夫も効果的です。

また、質のよい睡眠を取るためには朝にしっかりと朝日を浴びて体内時計をリセットするのもおすすめです。

バランスのよい食生活

髪を含む私たちの体はすべて食事で摂取した栄養から作られます。

バランスのよい食事を意識しつつ、育毛に効果のある栄養素を意識的に摂取することで薄毛予防が期待できます。

育毛の効果が高いとされている栄養素や食材については以下のとおりです。

栄養素 主な役割 食材
たんぱく質 髪の成長を促す 肉・魚・大豆製品・乳製品 など
ビタミン 血流促進

頭皮環境を整える

野菜・豚肉・大豆製品 など
亜鉛 髪の生成

抜け毛の予防

レバー・魚介類・煮干し・チーズ など
アミノ酸 髪の原料 魚・かつお節・ゴマ など

ほかの栄養素もバランスよく摂取しつつ、上記の5つに関しては少し意識的に日々の食事に取り入れてみましょう。

どうしても日々の食事に取り入れることが難しい場合はサプリメントを活用する方法があります。

しかし、このような栄養素はたくさん摂取すればよいわけではありません。

人の身体が一度に吸収できる栄養素には限界があり、不必要に大量摂取すると体調に不調をきたす可能性があります。

あくまでもバランスのよい食生活を心がけ、サプリメントを活用する場合は補助として用法容量をしっかりと守るようにしましょう。

適度なストレス発散

過度なストレスは交感神経を刺激し、頭皮を含む血管を収縮させ血行不良を引き起こす可能性があります。

頭皮が血行不良になると、髪の成長に不可欠な酸素や栄養が十分に行き届かず、抜け毛が増えたり太く立派な髪が生成できなかったりします。

日々生活を送るうえで、ストレスをゼロにすることはできません。

趣味の時間を確保したり軽く身体を動かしたり、自分にぴったりのストレス発散方法を見つけましょう。

適度な運動

ウォーキングやジョギング、ヨガなどの適度な運動はストレス発散だけではなく、血行促進効果も期待できるため薄毛予防につながります。

また、適度な有酸素運動を行うと男性ホルモンの一種であるヒドロテストステロンの生成が抑えられます。

ジヒドロテストステロンは薄毛(AGA)の原因としても知られているホルモンです。

そのため、適度な運動はAGAに悩んでいる方にも効果的です。

薄毛予防に最適な「適度な運動」の目安は、心拍数が1分間に110回程度になる有酸素運動となっています。

禁煙

非喫煙者よりも喫煙者の方が薄毛になりやすい傾向にあるため、現在タバコを吸っている方が禁煙をすることで薄毛予防が期待できます。

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は血管を収縮させる効果があり、髪に酸素や栄養が行き渡らず抜け毛が増えたり太く立派な髪が生成できなかったりします。

最もよいのは禁煙ですが、禁煙をすることで過度なストレスを感じる場合は1日の喫煙本数を減らすことを目指しましょう。

適切なヘアケア

適切なヘアケアをすることで、頭皮を清潔・健康に保ち薄毛予防効果が期待できます。

おすすめとしては、血行改善効果のある頭皮マッサージです。

入浴中など身体が温まっているときに頭皮を指の腹でゆっくりともみほぐしてあげましょう。

のちほど詳しく紹介しますが、抜け毛予防のシャンプーを使用することも効果的です。

一方で避けた方がよいヘアケアとしては、1日数回のシャンプーです。

頭皮の汚れをしっかりと落とそうと1日に何回もシャンプーをする方がいます。

しかし、シャンプーで頭皮を洗いすぎると頭皮を守る必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥による抜け毛増加につながります。

頭皮の汚れを落とすことは大切ですが、落とし過ぎには注意しましょう。

適切な頭の洗い方としては、まずはお湯で髪や頭皮の大まかな汚れを落とし、シャンプーをしっかり泡立てながら毛穴に詰まった皮脂を洗い流します。

コンディショナーやトリートメントの併用もおすすめです。

抜け毛予防のシャンプーの使用

薄毛対策として日々のシャンプーにこだわるのはおすすめです。

最近は頭皮環境を整え抜け毛などを防止してくれる成分の入ったシャンプーも販売されています。

ここでは抜け毛予防に効果的なシャンプーについてより詳しく紹介します。

スカルプケア

スカルプとは頭皮のことであり、スカルプケアのできるシャンプーは頭皮を健やかに保つ成分が含まれています。

しかし、スカルプシャンプーは洗浄力が高いものもあり、配合によっては頭皮を乾燥させたり髪を傷めてしまったりするためリンスやコンディショナーも併用しましょう。

薬用シャンプー

薬用シャンプーは厚生労働省より「医薬部外品」と認可を受けているシャンプーです。

医薬部外品と書かれているものは医薬品と化粧品の中間にあたります。

薬用シャンプーには以下のいずれかに有効と認められた成分が配合されています。

  • ふけ・かゆみを防ぐ
  • 毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ
  • 毛髪・頭皮を清浄にする
  • 毛髪・頭皮を健やかに保つまたは毛髪をしなやかにする

頭皮環境をより清潔に整えることで、抜け毛を予防します。

アミノ酸系

アミノ酸系のシャンプーはほどよい洗浄力で頭皮に必要なうるおいによるバリア機能を残し、有害物質の侵入を防いでくれます。

抜け毛の原因の1つが洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていることです。

洗浄力が強すぎると汚れは落とせますが、頭皮を守ってくれるうるおいまで洗い流してしまいます。

アミノ酸は肌の角層で潤いを保ち、髪を構成する成分の1つです。

髪のパサつきやごわつきが気になる方にもおすすめです。

ノンシリコン系

ノンシリコン系のシャンプーはその名のとおり、シリコンが含まれていないシャンプーです。

シリコンはシャンプーなどに含まれるコーティング剤の一種であり、シャンプーの泡立ちを助け髪のツヤや手触りを良くするために使われてきました。

しかし、最近の研究でシリコンは頭皮に膜を作り毛穴を詰まらせる可能性があることが分かってきました。

それだけではなく、髪にコーティングされたシリコンが剥がれる際に髪のキューティクルが傷つき、逆に髪を傷めてしまうこともわかっています。

シャンプーを選ぶ際には「ノンシリコン」と記載のあるものを選び、シャンプー後の髪のきしみが気になる場合はリンスなどを使用しましょう。

薄毛の症状

薄毛の症状

薄毛と一言でいってもさまざまな症状があります。

ここでは、主な薄毛の症状5つを詳しく紹介します。

壮年性脱毛症(男性型脱毛症)

壮年性脱毛症(男性型脱毛症)

壮年性脱毛症(男性型脱毛症)とは思春期以降に見られる脱毛症状であり、薄毛の範囲が少しずつ広がっていく点が特徴です。

髪の毛には「毛周期」と呼ばれる周期があります。

毛周期は以下のような3段階に分かれており、髪の毛は抜ける・生えるを繰り返しています。

  • 成長期(2~6年)
  • 退行期(2週間)
  • 休止期(3~4ヶ月)

壮年性脱毛症(男性型脱毛症)では、毛周期が乱れ、成長期が短くなり、休止期が長くなります。すると、十分に育っていない細く弱々しい髪が増え、前髪や頭頂部の髪が薄くなってしまうのです。

こうした毛周期の乱れは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の増加が主な原因と考えられています。

ジヒドロテストステロン(DHT)の増加には、生活習慣の乱れ、ストレス、加齢、喫煙・飲酒などさまざまな要因がかかわっています。

より詳しい説明はコチラをご参照ください。

円形脱毛症

円形脱毛症とは、円形や楕円形に髪の毛が抜けてしまう脱毛症の1つです。

複数の脱毛箇所ができる場合や複数の脱毛箇所がつながり頭髪の全てが抜けてしまう場合もあります。

痛みなどの自覚症状はなく、抜け毛が多いと思っていたら他人からの指摘で気付くことも多いです。

円形脱毛症の主な原因ははっきりとわかっていませんが、自己免疫疾患やアトピー素因などが考えられます。

女性や子どもも発症する可能性があり、円形脱毛症患者の4分の1は15歳以下の子どもともいわれています。

円形脱毛症は生活習慣の改善などでは改善しないことも多く、皮膚科専門医が在籍する医療機関で局所免疫療法やステロイドの塗り薬、紫外線治療(エキシマライトなど、保険適応の治療)治療などを受けましょう。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは、頭皮に赤み・ふけ・かゆみなどの症状が現れる病気です。

頭皮のべたつきを放置したり、洗浄力の高いシャンプーで頭を洗いすぎたりすると脂漏性皮膚炎になる可能性があります。

脂漏性皮膚炎になっただけでは薄毛になることはありません。

しかし、かゆみなどが原因で頭皮をかきむしることで毛が抜けてしまい薄毛の原因になってしまいます。

脂漏性皮膚炎の原因は詳しくわかっていませんが、頭皮に存在するマラセチア菌というカビの一種が異常増殖するためといった説が有力です。

マラセチア菌は健康な方の頭皮にも存在していますが、間違ったヘアケア・脂っこい食事・睡眠不足などが原因で増殖することがあります。

院長が脂漏性皮膚炎について詳しく解説したインタビュー記事はコチラ

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は全体的に髪が抜けていく点が特徴で全体的なボリュームが減っていくため、かなり症状が進行してから気付くことも多いです。

びまん性脱毛症は加齢・ホルモンバランスの変化・栄養不足などが原因で、男女どちらも発症する可能性があります。

原因の1つに加齢が含まれていますが、20〜30代で発症することもあります。

保険診療で決め手となる治療法は少なく、当院では自費の内服薬や外用薬による治療を相談の上、おすすめすることがあります。詳細はコチラ

分娩後脱毛

分娩後脱毛は出産後に起きる女性の脱毛で、ホルモンの急激な変化で起きる一過性の脱毛症です。

脱毛量に関しては個人差が大きいですが、一般的には産後半年経過する頃から抜け毛が徐々に減り、1年ほどで元の毛量に戻るでしょう。

できるだけ規則正しい生活を送り、栄養バランスのよい食事を意識することで早期回復が期待できます。

もし、産後1年を過ぎても毛量が元に戻らなかったり一部分だけの抜け毛が気になったりする場合は病院に相談しましょう。

保険診療で決め手となる治療法は少なく、当院では自費の内服薬や外用薬による治療を相談の上、おすすめすることがあります。詳細はコチラ

薄毛予防はいつから始める?

薄毛予防はいつから始める?

薄毛予防は早めに始めることで、早急に薄毛に進行を抑えることができます。

最後に、薄毛予防を始める3つのタイミングについて紹介します。

髪の毛の細さに気付いたら

1つ目のタイミングは髪の毛の細さに気付いた時です。

抜けた髪などを見て「前より細くなった?」と思ったら薄毛予防のはじめ時です。

また、髪の毛のボリュームが減り、髪の毛がぺちゃんこになっていると髪の毛が細くなっている可能性があるため、薄毛予防を検討しましょう。

抜け毛が気になったら

2つ目のタイミングは抜け毛が気になった時です。

髪を洗っている時やブラッシングをしている時、寝起きの枕などで、抜け毛が増えたと思ったら薄毛予防を始めましょう。

髪の毛は日々抜けるものであるため、多少の抜け毛は問題ありません。

日々の抜け毛の本数を大体把握しておくと、抜け毛の増加に気付きやすくなります。

頭皮トラブルが増えたら

3つ目のタイミングは頭皮トラブルが増えた時です。

頭皮トラブルには頭皮の赤みやかゆみ、皮脂の増加などが挙げられます。

このような頭皮トラブルはすぐに薄毛につながるわけではありませんが、頭皮トラブルを放置することで薄毛につながる可能性が高いです。

まずは、頭皮トラブルの改善を目指しながら薄毛予防にも着手していきましょう。

まとめ

この記事では薄毛に効果的な予防方法や知っておいてほしい薄毛の症状について紹介しました。

薄毛に有効な予防方法としては生活習慣の改善や適切なヘアケア、抜け毛予防のシャンプーの使用などがあります。

薄毛の症状はさまざまあり、男性特有・女性特有の薄毛や病気などが原因の脱毛も存在します。

薄毛の原因によっては生活習慣の改善などをしても薄毛を防げないかもしれません。

生活習慣の改善などすぐにできる予防方法を試しつつ、専門医を受診するのがおすすめです。

成増駅前かわい皮膚科では、男性の薄毛(AGA)だけではなく、女性の薄毛(FPHL)の両方の治療が可能です。

男性の薄毛では基本的治療としてミノキシジルで毛髪を生やし、ジヒドロテストステロンを抑制する内服薬で毛髪を減らさないことを目指します。

女性の薄毛では男性と同様にミノキシジルなどの育毛剤を併用しつつ、脱毛改善薬であるパントガールの内服で薄毛の改善を目指します。

もし、薄毛や抜け毛で悩んでいる方は、多数の皮膚科専門医が在籍する成増駅前かわい皮膚科へぜひ一度ご来院ください。


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